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須磨 雲司 | ダンダダン Wiki (日本語)

頭間雲児(ずま うんじ)は、蓮雀高校の生徒であり、他校のはみ出し者たちを率いる不良グループのリーダーである。謎の人物からオカルンの金玉を手に入れた後、自ら「ダンマンラ」というジオラマボードゲームの攻略に挑む。

外見

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雲児は高身長の青年で、短く刈り込まれた髪の側面に二本の黄色い横線があり、顎には無精ひげを生やしている。左眉にピアスをしており、両耳にスタッドピアスをつけている。服装は、暗色の長袖Tシャツの上に、白い斑点模様の長袖シャツを羽織り、暗色のズボンにベルトを締めている。履物は主に下駄を愛用している。

幼少期の雲児は、すでに髪を剃っており、シンプルな長袖シャツとズボンを着ていた。孤児となった後、彼の目の周りには黒いクマのようなリングができ、それが生涯にわたって残り続けた。

思春期の初期、雲児は髪を伸ばし、アンダーカットのスタイルにして後ろへ流していた。髪色は明るく(おそらく染めたもの)、眉毛は剃られており、この頃にはすでにピアスを開け、左顎には小さな傷があった。服装は、コートを羽織り、暗色のシャツとジャージのズボンを着用していた。

少年院から出所した後、雲児の髪は元のヘアスタイルに戻り、眉毛も生えそろっていた。服装は、暗色のジャケットにインナーシャツ、ズボン、靴という落ち着いたスタイルになった。

ダンマンラのトランクから脱出し、病院を退院した後、雲児の髪はやや無造作に伸び、中央で軽く分かれるようになった。また、モモを縮ませたお菓子の影響で視力が悪化し、眼鏡をかけるようになった。さらに、無精ひげを剃り落とし、服装はかつての不良リーダー時代のスタイルに戻った。

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年齢制限付きマンガでは、キャラクターのウンジ・ズマはまだ登場していません。彼はエピソード1のセッション2、またはエピソード2で登場する可能性があります。彼の登場をお楽しみに。もし「ダンダダン」の年齢制限付きマンガに興味があるなら、Wikiを読んでみてください。

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このマンガには成人向けの内容が含まれています。複雑なテーマを扱っており、未成年の読者には適さない場合があります。物語は深いキャラクターの成長、激しいドラマ、そして感情的な展開を描いています。閲覧にはご注意ください。

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性格

雲児は非常に優しく、寛大で思いやりのある人物であり、常に他人を自分よりも優先する。その象徴的な行動として、問題を抱えた若者たちを助け、世話をするという高潔な姿勢が挙げられる。その優しさから、彼に助けられた非行少年たちから深い尊敬と忠誠を受け、彼をダンマンラから救い出すために全力を尽くすほどだった。また、女性に対しても騎士道精神を持ち合わせている。モモとともにダンマンラの第二ステージに挑む際、障害物コースを動き回ることを考慮し、彼女がスカートを気にしないよう自身のズボンを貸し、ステージクリア後もそのまま履いているよう勧めた。彼の善良な本質は、妖怪の力を使用した際にも顕著に表れる。本来、この力は使用者の性格を変化させる性質を持つが、雲児の場合はそれに影響されることなく、変わらぬ優しさを保っていた。普段は無表情なことが多いが、実際には豊かな感情を持ち合わせている。

彼は単純な一面を持つことも指摘されている。第二ステージでのバランスの取りづらさに気付いた際、モモから「下駄を履いているせいだ」と指摘されるまで、その理由に気づかなかった。最終的に、偶然にも下駄を失くしてしまった際には、自分でも信じられない様子を見せた。

また、妖怪の力を手に入れた後は、自身の能力に対して強い自信を持ち、「ダンマンラの世界を楽々と制覇する」と仲間に豪語する場面もあった。

なお、履物の好みは下駄であり、それを「かっこいい」と感じている。

背景

雲児は、貧しい家庭で弟のフータとともに育った。父の死後、母が一人で家族を支えることに苦労する中、雲児は弟をいじめや困難から守りながら支え続けた。しかし、ある雨の日、フータが帰宅しなかったため、雲児は必死に彼を探し回ったが、最終的に彼が川で溺死したという悲報を知らされることとなった。

フータの死を悼む喪失感の中、雲児の母は彼を遊園地へ連れて行き、一日だけ楽しい時間を過ごさせようとした。しかし、その楽しい時間は悲劇へと変わった。母は突如、雲児とともに線路へ飛び込み、無理心中を図ろうとしたのだった。死にたくなかった雲児は、母の腕から必死に逃れようとし、ついにはその手を振りほどくことに成功した。しかし、その結果、母は一人で線路に飛び込み、彼の目の前で自らの命を絶ってしまった。

家族を失った後、雲児は自分に不幸しかもたらさなかった世界に対して深い憎悪を抱くようになった。孤児となった彼は養護施設に預けられたが、そこで他の子供たちにいじめられ、自衛のために反撃したことが原因で最終的に施設を逃げ出した。

思春期を迎えた雲児は、問題児として成長し、喧嘩を引き起こすことを目的とした不良グループのリーダーとなった。しかし、ある事件で自らのグループを率いて警察に挑んだことで、警官のベガに逮捕され、少年院に収容されることとなる。少年院を出た後、雲児はベガの保護下に置かれたが、逮捕されたことへの復讐心を抱き続け、何度も傘で彼を殴ろうと試みたものの、すべて失敗に終わった。

ある日、ベガが自室で眠っている最中、雲児は彼を襲うチャンスを得た。しかし、寝ているベガのそばに、彼の妻と娘の写真が置かれているのを見てしまう。その瞬間、彼を襲うことをためらい、最終的に攻撃することを思いとどまった。それでもなお、ベガの存在を受け入れることができなかった雲児は、雨の中をさまよいながら、かつてフータが事故に遭った場所へと向かった。

そこで彼は、いじめっ子たちにからかわれている少年を目にする。その少年は、いじめっ子たちに川へ投げ捨てられた弁当袋を必死に取り戻そうとしていた。すると突然、ベガが現れ、少年を助けるために川へ飛び込んだ。これを見た雲児は、なんとか二人を救おうと駆け寄るが、そこへ「傘の少年」が現れ、彼に力を分け与えると申し出た。

傘の少年の力を使い、傘を利用して自らを川へ飛ばした雲児は、ベガと少年をなんとか引き上げることに成功した。そして、意識を取り戻したベガの姿を見て、初めて安堵の表情を浮かべた。

翌日、雲児はベガと共に家族の墓を訪れ、フータではなく自分が生き残ったことを深く後悔していると語った。彼は、母親のそばでいつも笑顔だったフータが生きていれば、母は生きる希望を失わずに済んだのではないかと考えていた。しかし、ベガはそんな彼に対し、「どんなことがあっても生き続けなければならない」と諭した。

蓮雀高校にはほとんど通わなかったものの、雲児は社会的に困難な背景を持つ仲間たちを助けることに時間を費やした。そして、彼らが安心して集まれる場所を確保するため、独自に建物を設立した。この取り組みにより、彼のもとに集まった少年少女たちは深く感謝し、忠実な仲間として彼を慕うようになった。

そんなある日、雲児はジオラマの中から解放された老人と出会う。彼はその老人が自分の居場所に住むことを許可し、その後ジオラマを手に入れることとなった。不思議な力を持つこのジオラマについて詳しく知るため、雲児は図書館で呪われた遺物について調査を始めた。そこで、謎の男に遭遇し、「この呪われたトランクの内側の世界へと潜り込み、破壊する」という任務を持ちかけられる。

男の指示に従い、雲児は交番へ向かい、そこでオカルンの「二つ目の金玉」を受け取る。このアイテムが彼の力を引き出す鍵になると告げられた。その直後、仲間から「彼らの一員である少女がジオラマの中に入り込んでしまった」との報告を受ける。雲児は、他の仲間には決して後を追わないよう命じ、次にジオラマへ入るのは自分だと決めた。

ジオラマの中に足を踏み入れた雲児は、少女を発見し、彼女を解放する代わりに自らがその世界に留まることを選んだ。その世界の仕組みは不明だったが、雲児はすぐに「ここに巣食う怪物たちをすべて殲滅することで、ジオラマの破壊を試みる」という計画を実行に移した。

能力と強さ

超自然的能力

傘坊主形態

雲児は妖怪「傘坊主」の力を持っている。オカルンやアイラの妖怪の力と同様に、雲児が妖怪の力を発動すると仮面が現れ、性格にも若干の変化が生じる。雲児の場合、普段よりも高潔な精神を持ち、仲間に対してより献身的になる。彼自身は自分の力が妖怪由来のものだとは認識しておらず、「霊力」として捉えている。

仮面は顔の大部分を覆い、左目と額の一部だけが露出する形となっている。その外見は非常に不気味で、鋭い牙を持つ口、尖った顎、そして八分円形の右目が特徴である。また、オカルンのターボばあちゃん形態と似ており、両目に縦二本の太い線が入り、その色が変化するほか、髪は白くなり、爪は黒くなる。

妖怪「フェアリーテイルカード」に支配された際、雲児は強制的に「傘坊主」の力を完全に解放する変異形態へと変化した。この形態では、彼の姿は完全に傘坊主のものと酷似している。頭部は暗いヘルメットのようなものに覆われ、そこには傘坊主の顔が刻まれている。このヘルメットは首元まで伸び、中央には的のような模様がある。この的の第二円から鋭い顎へと水平に線が伸びている。

また、ヘルメットの口は大きく裂け、鋭い歯が並んでおり、時折、その内部に雲児自身の口が見えることもある。この形態では、傘坊主と同じように片足立ちのバランスを取る必要があり、妖怪の姿勢を模倣する形となる。

強化された腕力

雲児は「傘坊主」の力によって腕力が大幅に向上する。ダンマンラの「城攻め」ステージでは、一撃の蹴りで弓兵の集団を吹き飛ばし、さらに一本の傘を投げるだけで別の集団を突破するほどの威力を発揮した。

強化された速度

雲児の「傘坊主」の力は彼のスピードも向上させる。その速さは、闇の騎士の剣撃を受けそうになったモモを瞬時に救出できるほどである。

傘の具現化

雲児は「傘坊主」の特徴である和紙製の油紙傘を具現化し、自在に操ることができる。この能力を発動すると、自動的に傘が構築され、彼の武器として機能する。ただし、同時に具現化できるのは二本までに制限されている。

強みと弱み

傘の主な強みは、取っ手のスイッチを押して開くことで強力な衝撃波を放ち、その進路上のあらゆるものを破壊できる点である。さらに、この衝撃波によって推進力が生まれ、雲児は空を飛び、広大な距離を素早く移動することができる。

雲児は、具現化できる傘が二本に限られており、一度開いた傘は消滅し、再び召喚することはできない。また、両方の傘を開いてしまうと「傘坊主」の力は消耗し、完全に回復するまで時間が必要となる。ただし、「傘坊主」の力を初めて使用した際にはこの制限は見られず、雲児は傘を二回以上開いて推進力を得て、河に落ちたベガと子供を救出することに成功している。

全力解放

雲児の全力解放形態では、初期状態とは異なり傘は一本しか使用できないが、その代わりに傘から連続して衝撃波を放つことが可能となる。この状態では、一度衝撃波を放つと通常形態へ戻るといった制約がなくなり、敵に対して絶え間ない攻撃を仕掛けることができる。さらに、空中で衝撃波を連続的に放つことで擬似的な飛行能力を得ることができ、初期形態でのロケットのような単発推進による移動制限を超越した機動力を発揮する。

使用方法

雲児は自分の傘を近接戦闘用の武器として利用する。近距離戦では、槍のように傘を相手に突き出し、傘を開いて衝撃波を放つことで破壊的な攻撃を行う。また、傘を投擲武器として使い、遠距離からの攻撃も可能である。強化された力により、傘に十分な推進力を与え、軍隊の兵士の一部を貫通し、吹き飛ばすほどの威力を発揮できる。さらに、空中にいる場合は傘を開いて浮遊し、安全に着地することもできる。

また、ダンマンラで桃と協力している際には、雲児は傘の一つを雨除けとして標準的に使用していた。

語源

  • 雲児(うんじ)という名前は、「雲」(雲)(un)と「子」(児)(ji)を意味する。
    • 「雲の子」と訳されるこの名前は、彼の持つ唐傘小僧の能力と関連している可能性がある。
  • 雲児の姓「頭間」(ずま)は、「頭」(頭)(zu)と「空間」(間)(ma)を意味する。

トリビア

  • ダンマンラの機能と同様に、雲児のフルネームをローマ字表記すると、架空のボードゲーム「ジュマンジ(Jumanji)」に言葉遊びとして似ている。「Zuma Unji」という名前は「Jumanji」との関連性を持つ言葉遊びとなっている。

備考

  • 雲児は蓮雀高校の10年生(高校1年生)であり、年齢は15歳または16歳であると推測される。

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